
子音の発音が曖昧で「はっきり聞こえない」と聞き直されることがあります。
日本語の音は、基本的に「子音+母音」で一つとして発音します。
耳に障がいを持った人が、話している人の口元を見て、何を話しているか推測する技術を「読唇術」といいます。
これは口の形を見て推測しているのですが、bやmなど、見ただけではわかりにくいものがたくさんあります。
例えば「たばこ」と「たまご」と発音した画像の音声を消すと、どちらなのか全くわかりません。
「たばこ」の「ば(b)」、「たまご」の「ま(m)」、両方とも唇を合わせて発音する音なので口の形が同じだからです。
そのような状態の中で、前後の単語のつながりや話の内容から推測しているのです。
耳で聞いたときにも、同じように口や口の中を動かして発音する子音が曖昧だと、きちんと聞き取れなくて聞き返される原因になります。
普段あまり意識しない子音をきちんとはっきり発音することによって、ぐっと伝わりやすくなりますよ。
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