
芸術はみな、自分の中にあるものを表現して形にしますよね。
朗読も同じです。朗読は、自分の声で作品のイメージを表現します。
レッスンを重ねていくと、だんだん自己主張が強くなってくる方がいます。
ただのワガママととらえるか。
意欲のある前向きな意見ととらえるか。
それは、レッスンを受ける姿勢にもあらわれてきます。
ほとんどの方は「レッスンは自分の悪い癖に気づき、それを直すため」という姿勢で受けてくださっています。
ですが、中には「上手になるために、もっと褒めて欲しい」「注意されてみんなの前で恥をかいた」という方たちもいます。
私たちは、上達してもらうのが仕事です。
上手にできていたら、前回指摘されたところが直っていたら、きちんと褒めます。
「一生懸命練習したのに」と思っていても、見当違いの努力をしていることもあります。
誰が見ても「練習してないな」「適当に読んでるな」と思えば、同じことを指摘することもあります。
それが仕事ですから。
勘違いの努力をもっと褒めて欲しい人。
課題も読まず練習しないのに指摘されて怒る人。
このような方たちは、自分の思い通りにならないので、いつの間にかおやめになります。
同じことを指摘されても真剣に受け止め、直そうとする人。
家で課題が読めなかったからと早めに来て練習する人。
このような方たちは、ある時期を過ぎると格段に上手になります。
「心の癖=我」をなくす。
これが上達するための一番の早道です。