
よく「初心者なのですが、大丈夫でしょうか」というご質問をいただきます。
ご安心ください。
むしろ、初心者の方がいろいろな意味で伸びしろがあります。
朗読でも演奏でも、我流で長く続けていると変な癖がついていきます。
朗読なら、うねったイントネーション、助詞の伸び、まとまりのない声、等々。
演奏の場合、他の楽器の演奏経験が邪魔をすることがあります。
例えば、リコーダーは学校で習うので、誰でも一度は演奏の経験があるでしょう。
このリコーダーのアーティキュレーションと、ピアノのアーティキュレーションは違うのです。
ハープ教室に通っていらっしゃる方で、以前、アルパを習っていた方がいます。
アルパとハープは、見た目があまり変わらないので楽に弾けると思っていらしたようですが、
アルパとハープは全く違う楽器です。
弾き方も全く違う楽器なので、少し苦戦されているようです。
ギターを弾いている方は、指の動かし方が違うので、戸惑いも見られます。
朗読も楽器演奏も、癖をなくすことが上達の早道です。
初心者の方は変な癖をつけないように。
経験者の方は自己流の癖を取り除くために。
グループレッスンでも、一人一人の癖を取り除けるようなレッスンをおこなっています。