
表情筋をほぐしましょう、と言われたときに「あ、私いつも顔のマッサージはしていますので大丈夫です」とおっしゃる方がいます。
お顔のお手入れとしてのマッサージは、今は忘れてください。
お顔のマッサージは、肌に摩擦を起こさないようにあまり力を入れずに行ないます。
けれど、筋肉のマッサージというのは、かなり力を入れないとほぐれないのです。
特に、普段使っていない筋肉は。
なので、もし、かなり痛いと思ったら、普段は全く使われていないのです。
まず、両手を握ってグ―にします。
その指の第二関節のところを、頬骨の下に当てて、グリグリーっと左右に動かしてみてください。痛いですか?痛いでしょう?
あまり痛いようでしたら無理をせずに、最初はグーッと押し当てるだけにしてください。
慣れてきたら、頬骨を持ち上げるように上にグーッと押しましょう。
ある程度の力は必要ですが、アザになるほどやる必要はありません。
私はいつも、机の前に座っているときに、頬杖をつく代わりにグーを頬骨の下に置いて、自分の頭の重みでほぐしています。
マッサージと違って、他の人には気づかれにくいのも嬉しいところ。
この頬骨が下がってくると、顔全体の筋肉が下がってきます。
頬骨を上げると、ほうれい線対策にもなりますよ。